さがみのーと

どうせいつかは黒歴史

MP35JM讃歌

こんにちは。さがみのです。

真夏のような暑さから一転して雨シーズンになり、クセの強い気難しい髪が絶賛爆発中です。芸術は爆発だ

 

今日は神奈中MPについて、工作用のメモついでにやっていきたいと思います。



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─MP35JM─

それは神奈川に住む私にとっては自宅のような安心感のある、もっとも馴れ親しんだ乗り物のひとつと言えるでしょう。車内に響く6M70の音はさながら子守唄のよう。よく寝た。

最寄りの営業所はふそうメインなので当然といえば当然でありますが、通学やらなんやらで散々お世話になりました。いや現在進行形でなってます。

 

時は流れ、ついでに車両も流れ、その繁殖能力の高さから北は北海道南はジャマイカと全国各地で被害報告があがっているのは皆様ご存知の通りです。在来種をことごとく駆逐していく様から、一部では特定外来種?中古?などと呼ばれているようですね。特に琵琶湖の南と沖縄で猛威をふるっていますが、有効な対策法が見付かっていないのが現状です。

 

ふざけた前置きはこのくらいにしてさっさと本題に入りましょう。

 

一口にMP35JMと言っても導入年によって微妙な差があるのが趣味的に面白い点です。ざっくり計算したら6年で約750台入ってました。こわい。そんな差をお勉強することで憎き神奈中古にも愛着を持っていただけたら… なんて思ってないです。

改造でこだわりたい方は意識するとそれなりの自己満足感が得られます。(得られるとは言ってない)

 


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まずはこちら、2001年式のKL-MP35JM。記念すべきMP35JMの第一陣です。

KL-MPの販売が開始された前年はツーステップ・リーフサスのMP33JMを導入していましたが、この年から車イス対応のワンステ車に切り替えられました。外見での大きな変更点は、

・バンパーが標準的なものに

・クーラーが新型に

・非公式側WB間のグリル消滅

・リアの補助灯がブレーキのみからウインカー一体型の横向きに

といったところでしょうか。窓配置や角型ベンチレーター3個載せな点はツーステ世代から変わらず引き継ぎ。この仕様は2003年まで導入されましたが、2002年途中からはターボ付になるなど中身は多少変化しているようです。MP37のようにターボ車の窓が小さくなったりはしないので、バスコレ的視点では気にする必要はないでしょう。マフラーもほぼ見えないですし。

ホイールは新製時は赤でしたが、その後横浜地区の一部を除き銀へと塗り替えられています。

※現在は特定車として数台が残るのみ

 


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続いて2004年式のKL-MP35JMです。

この代からは発注の効率化やコスト抑制などを目的とした小田急グループマテリアルズ仕様となっています。小田急や立川はサッシが黒から銀になるなど見た目が大分変化しましたが、神奈中は元々銀だったのでそこまで大きくは変わっていません。一番分かりやすいのは角ベン3つ→丸ベン2つになった点で、他に非常口下のパネルも取っ手(?)と分割線が無くなっています。ホイールは新製時から銀ですが一部営業所では赤く塗った期間もあったようです。

※2019年全廃

 


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2004年後期導入分からは規制記号が変わりPJ-MP35JMとなります。2005年まではKL-MPも平行して生産されていたため、岐阜バス南海バスなどそちらを入れた事業者もありました。名鉄はどっちもいるのでとてもややこしいです。特に15代おまえだけは許さん。

神奈中車の仕様は先程のKL-とほぼほぼ変わりませんが、バスコレで表現できる部分では非公式側路肩灯直後に分割線が1本増えてます。実車だと前面の社紋が「かなちゅう」ロゴになったり前輪のハブの辺りが微妙に違う点が判別ポイントでした。

KL-からこの代までに言えることなのですが、バスコレ製品とはフォグの大きさが違うため、きっちり作ろうとすると19弾のノンステから移植するか自力で拡大することになるでしょう。顔面やクーラーをトレードして一緒にPJ-後期タイプのノンステを作ると無駄がなくなりそうです。

まだかなりの台数が在籍していますが時間の問題でしょう。

 


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こちらもPJ-MP35JMですが、2005年末導入分から灯火規制に対応し、見た目もかなり変化しています。

フォグランプが小型に

・クーラーのファンが6つ→4つに

・両側面にリフレクターがつき、干渉する部分のグリル開口部形状が変化

・リア補助灯の廃止

他に非常口ドアコックの形状が違うような気がしないでもない。

バスコレで製品化されているのはこのタイプなので、加工するとしたらパネルラインを彫るくらいでしょう。2007年まで導入が続きましたが、2006年導入分くらいまではナンバー灯にカバーのようなものがついています。

2007年夏からは次のモデル「PKG-MP35UM」が発売されたため、6M70搭載車はこの代が最後となりました。

 

ここまでタラタラと説明してきましたが、移籍先でもこの仕様がそのままとは限らないので参考程度にご覧ください。神奈中時代でも社紋のないKL-とかいたのでね。も171とか。

 

最後にPJ-(灯火規制前)のタイヤを載っけておわりにします。

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広がれ神奈中古の輪!!!!!!!!

おわり。